昔の食事との違いを考える
私は昭和43年生まれなので、急激な経済発展と食の欧米化や多様化でインスタント食品、レトルト商品、精製穀物(白米や上白糖)、清涼飲料水などが一気にスーパーマーケットの棚や食卓を席巻した時代に育っています。
また、駄菓子屋の何を使っているか解らないようなお菓子を毎日食べて、色水のジュースを飲んだり・・と今思うと、親も止めなかったし、このようなアレルギー社会になるとは思っていなかったのだと思いますが、本当に恐ろしいことでした。
昭和30年以前と言えば、玄米もまだ多く食され、砂糖も精製された真っ白な砂糖も少なく、塩も化学精製された食塩では無かったと思います。
味の素のような化学調味料もなかたっと思います。
そもそも日本人は農耕民族ですし自給自足で穀物や野菜、魚を中心に食べる生活だったので胃腸もそのように出来ていると聞きます。食の欧米化で肉寄りの食や油を使った食材になると腸の働きが追いつかないということがあるようです。
腸は人の身体の臓器で一番最初に出来るというくらい、身体の調子を司る臓器です。
腸が調子が悪いとその影響が体調や表面(皮膚等)に表れると言います。
便秘になることで、有害なものが腸内に停滞し、腸壁から吸収され体内に回って行くのです。それが皮膚や免疫機能に悪影響を与えるのです。
ですから便秘等は健康において大きな問題だと言われるのです。
お米も玄米中心から精白米を好むようになると皮膚の健康において大切なビタミンB2が不足してきます。
主食なので大きな部分です。
加えて、緑黄色野菜や海藻等の摂取不足も顕著なので総体的にビタミンやミネラルが不足し肌質が低下します。
確かに白米は甘く感じ柔らかく美味しく思います。裏を返せば、糖質が多く噛まなくなるので量を食べてしまうということも言えるので気をつけたい所です。。
我が家では農家から直接年間の消費するお米を玄米で購入し、3-5部つきでその都度精米して食べています。
今年は予定よりもお米の消費が早く、早々に無くなってしまい農家直営の販売店へ行ってみました。
そうすると、産地と農薬の度合いを普通栽培(農薬使用)、除草剤を1回とか、無農薬栽培などに分けて表示がされています。
そこで、ふと気づきました。玄米で食べるのであれば、農薬の有無は大事であると。
当然、無農薬栽培で米の為に綺麗な水で気温が低めな県北部の米で無農薬米は凄く価格が高いです。
今回はピロール米と言う土壌を改良し、農薬を多少使っていますが土壌で浄化されお米からは農薬検出されないと言うものを購入し、5部つきで精米してもらいました。
近所のコイン精米とは違い、同5部でも色も茶色でした。
食べてみると、子供も美味しいといい、少し堅めに感じますが良く噛むので今迄の白っぽい5部つきよりも量が進みません。満腹感を得られるのが早いです。
お米の奥深さと、選ぶ楽しさを発見しました。