皮膚科の見直し
漢方と並行して通っていた皮膚科は出された薬の中で長男に合うと私が思った方を優先してくださったので、患者と一緒に考えてやってくれるんだと思っていました。
でも通ううちに気づいたことは、出される薬は毎回決まっているのに、診察室に入るとすぐに看護士さんがうちが毎日使っている薬じゃない塗り薬をささっと塗り、診療明細を見ると、処置代としてしっかり点数が加算されており、それが一回の精算額のなかなかいい金額を占めているということです。
診察室に入って塗る薬はその患者さんにとって良くなるための薬でないといけないはずだし、もしそれが良い薬なら当然患者に処方されなければいけないと思うのです。ここは患者のことを考えていないと判断してやめることにしました。
皮膚科は薬が欲しい人が大半で、診察や完治をもう望んでない人も多いのかもしれません。乾燥肌や水虫やあせも等季節性のものの患者さんも多いので。そのせいか流れ作業で、きつい言い方をすれば流して楽に診療している印象が何処に行ってもしてしまいます。こちらの要望通り薬を出すのも、明確な診療方針もないだけで治す意思が薄いという気がしました。
4軒目の皮膚科は現在通っている皮膚科です。
まず最初に幹部の写真を取り、初診時の状態を記録していました。
これはとても感心しました。
海外特にフランスなどはラロッシュポゼとかアンデムとか、自然は化粧品(敏感肌でも安心して使える)タイプが人気のようですね。
アンデムってなに?
一日に何十人もの患者を看ている先生が一人一人の症状をいちいち覚えているはずもなく、次に来院したときに処方している薬でどの程度改善されたかを把握して、患者に向き合って治していこうという意思が強く感じることが出来ました。
薬は二番目に強いステロイドを使い、その上から保湿をする方法でした。
強いステロイドを使わなければならない理由や長男の症状が出る理由もちゃんと説明してくれ、すべて理解できました。
そしてアレルギー体質は根本的に治すのは難しいけれど、薬をうまく使って症状を悪化させずにコントロールして付き合っていくことはできるともおっしゃっていました。
実際その治療を始めて3ヶ月、長男の症状は昨年とは全く違っています。
手のひらは自分の汗でやられているのでまだまだ湿疹はなくなりませんが、腕、手の甲、スネなど見た目には湿疹があまり出ていません。
見える所に湿疹が無いだけでも息子と私は精神的にとても楽になりました。
何軒も皮膚科を変えましたが、アレルギーのある私たちは皮膚科ともうまく付き合いながら毎日の食事や生活習慣を、毎日飲む薬と同じくらい重要だと考えて、見直していかなければならないのだと気づきました。
長男の症状は、決してマイナスではなく、これから先家族が生きていく上でとてもプラスになることをもたらしてくれたと感謝せずにはいられません。