アレルギー性皮膚炎のためのスイーツ

やっぱりケーキ!基本のスポンジとクリーム

子供の誕生日やクリスマス、お節句なんかには必ずケーキを作ります。

 

市販の生クリーム(牛乳脂肪)を使いたくないということと、砂糖がたくさん使われているケーキを食べることに抵抗があるからです。

 

砂糖の摂り過ぎはかゆみの原因になることは、以前お話させていただいた通りですが、自分でケーキを作る時に、参考にするレシピ通りに砂糖を用意すると、かなり多いことにびっくりします。

 

手作りをすると、市販のお菓子等の砂糖の量が何となく解る様になるので、高カロリーなものほど、一度作ってみるとどれくらいの油や砂糖が使われているか知ることができるのでおすすめします。

 

牛乳なしでも美味しいケーキ

ケーキ   材料
豆乳 2/3カップ
薄力粉

2カップ

てんさい糖 大さじ4〜5
植物油 1/3カップ
ベーキングパウダー 大3
少々
豆腐クリーム
木綿豆腐(水切りしたもの) 200g
メープルシロップ

30ml

赤ちゃんせんべい 6枚

  

作り方
1 豆腐は前日にしっかりと水気をきっておく
2 オーブンを180度に余熱しておく
3 スポンジケーキを作る
4 ボールに、薄力粉、ベーキングパウダー、塩を振るいいれて泡だて器でキチンと混ぜる
5 別のボールでてんさい糖、豆乳、植物油を入れてよく混ぜる
6 3のボールで混ぜたものを4のボールに加え、さっくりと全体を混ぜる
7 油を塗っておいた型に5の生地を流し入れて、温めておいたオーブンで30〜35分焼く
8 豆腐クリームを作ります
9 豆腐クリームの材料全て1つのボールに入れて、フードプロセッサーで混ぜる
10 好みのフルーツをトッピングして出来上がり。

 

 

赤ちゃんせんべいは粒子が細かいので豆腐にすぐ溶けるので滑らかなクリームができます。

この豆腐クリームにココアパウダーをまぜれば、チョコクリームにできるし、お好みのジャムを加えればまた違ったクリームができあがります。
その上、デコレーションできるくらいしっかりしたクリームです。

 

 

基本のスポンジ

卵、砂糖(てんさい糖)、豆乳、米粉(小麦)で砂糖の量はレシピの半分くらいしか使いません。また、バターを入れるレシピもありますが、入れなくてもおいしいスポンジが出来ます。

豆腐クリーム

木綿豆腐、メープルシロップ、赤ちゃん用米せんべい、をフードプロセッサーで混ぜまする簡単なクリーム。
基本のクリームができれば、季節の果物をはさんだりして出来上がりです。

 

 

 

私が手作りケーキを始めた頃、いかに洋菓子店のケーキに近づけるか考えていたので
バターを使ってふわふわのスポンジに生クリームやチョコレートクリーム等をたっぷり塗ったものを作っていました。
長男が皮膚アレルギーを発症する前は普通に、こんなケーキも食べてはいました。
ただそれらのケーキは高カロリーだという認識はあったので、子供が産まれて、節目節目にケーキを作る機会が増えるにつれ、少しでもカロリーを落とすために、生クリームを無脂肪ヨーグルトに変えてみたり、使うお砂糖を半分以下にしたり、小麦を米粉にしたりとどうやったら子供の身体に優しいケーキになるか、色々工夫をするようにしました。
それから長男がアレルギー性皮膚炎になってからは、かゆみの原因となる乳製品は一切止めて、生クリームの代わりは、豆腐や豆乳で作る方法に変えたのです。

 

 

子供たちの反応はというと・・・

生クリームでできたケーキを食べていたときも、豆腐クリームの時も喜びかたは全くかわらないので、豆腐クリームケーキも美味しいということです。
そしてとてもあっさりしているのでいくらでも食べれるほどです。

 

このケーキを食べ始めてからは生クリームケーキの油が口に残るのが逆に苦手になってきました。

 

ポイントうさぎ

 

ケーキの飾りにフルーツトマトが使われていたのを何かで見てから、夏生まれの子供のときは、トマトをはさむこともあります。
「トマト!?」と思うかもしれませんが、トマトでもフルーツ並に甘いのはあるので、赤いイチゴがない時期に使います。
これが意外に違和感はないのです!!


 

こうしてなるべく自然のものを使いながらカロリーをダウンして市販にはない特別なケーキを作ってあげることは、子供の身体と心にとてもいい影響を与えると思います。

 




豆腐ムース

 

お野菜と豆腐のホロ甘ムース

ムース   材料
茹で(蒸し)かぼちゃ 50g
木綿豆腐

150g

てんさい糖 大さじ2
シナモン 適量
少々
ラム酒 お好みで
豆乳 50ml
お好みで

  

作り方
1 木綿豆腐の水気をシッカリときっておく
2 豆乳・酢以外の全ての材料をフードプロセッサーでペーストになるまで混ぜる
3 固さを見ながら豆乳を加えて、個の皆固さにする。
4 塩・酢(豆腐臭さが苦手な人)で仕上げをする
5 3のボールによく混ぜた4の材料を加えて、切るようにさっくりと混ぜる。
6 容器に移して冷蔵庫で固めて出来上がり

 

 

 

豆腐くささが苦手な方は、少し酢を入れてあげると食べ易くなるかもしれません。

かぼちゃや以外でもさつまいもなど甘みのある野菜と組み合わせることで、余計な砂糖を使わなくて済みます。

 

塩を加えることで甘みを引き出してあげれば身体に優しいクリームができます。
これを冷蔵庫で冷やせば、簡単なムースになるし、バナナやいちご等の果物を混ぜるとパフェみたいになります。

豆腐のどら焼き

かぼちゃやさつまいものクリームをどら焼きの皮に(ホットケーキミックス粉で作れます)はさんで、バナナのスライスを挟むとおいしいどら焼きができます。これはバナナを間に挟むのポイントです。商品化できるなら大ヒット間違いなしと思えるくらいのどら焼きです。(笑)職場の女性陣たちは目を丸くして「おいしい!」と絶賛してくれました。

 

 

 

豆乳とホットケーキミックスで簡単!美味しい!どら焼き

どらやき   材料
茹でかぼちゃを潰したもの 適量
豆乳 100〜120cccc
豆腐

50g

ホットケーキミックス 100g
バナナ お好み

  

作り方
1 全ての材料をボールに入れて混ぜる
2 ホットプレートやテフロン加工のフライパンで生地を焼く
3 豆乳クリーム、輪切りにしたバナナを間に挟んで完成

 

豆乳はお好みの硬さになるように100〜120ccで調整します。

 

 

どら焼きの皮を作れないときは、自家製の食パンにそのクリームとバナナをはさんで食べさせる時もあります。
ちょっとしたアイデアで子供が満足するおやつが出来上がります。

 

長男の皮膚アレルギーで我が家が乳製品を止めてからは、どうしても子供につくるおやつは洋菓子風に仕上げることが多いですが、使っているものはいたって低カロリーです。
作る人の工夫で身体にやさしくて、心を満足感で一杯にしてあげることは出来るものです。

 

他人と同じものが食べれないと、どうしてもストレスを感じて皮膚にとっては悪循環なります。
長男も最初はそうでした。いきなり食べれるのに、食べてはいけないものが出てくるのですから相当ストレスがあったと思います。

 

ストレスは自律神経を狂わせてしまうので、どのような病気であっても悪影響を及ぼします。「あ?美味しかった!」と思えるようなものを作ってあげることは、身体に良い影響を与えると思います。